シンメトリー(左右対称)は美しい。最近の研究によると、左右対称の顔は脳が美しいと感じるらしいです。生物の多くがシンメトリーで出来ています。ヒラメやカレイは非対称。

自然界以外でも当然シンメトリーのものは存在しています。というか人の手によって作られています。

例えば乗り物。自動車、飛行機、船等、まごう事なくシンメトリー。重心や流体力学的な事も大いに関係しますが、やはり見た目の美しさも主な理由の一つなのではないでしょうか？

では、中身はというと・・・。

生物の場合、一つしかない器官や臓器は以外とシンメトリーでは有りませんね。例えば心臓。アンシンメトリー(左右【非】対称)で有り、場所も中心より左寄り。胃や肝臓もそうですね。逆に外面に付いている鼻や口は左右対称で顔の中心に存在しています。

自動車はどうでしょう？エンジンルーム内はどこもかしこも非対称。室内も運転席と助手席とでは全く作りが異なります。

余談ですが、【助手席】って言葉に違和感を覚えます。【助手】って手助けをする人の事を指す言葉なのですが、助手席に座っている人って何か運転のお手伝いをしているのでしょうか？なんなら隣で寝てるだけの場合もあるし・・・。

話は逸れましたが、とどのつまり、中身は適当で良いけど、外面だけはシンメトリーになっていれば美しい。と、そう神様は判断したわけですな。

さてさて、バイクはどうでしょう？乗り物の中では珍しく、外面だけとってもアンシンメトリーな箇所が多目な部類ではないでしょうか？

エンジンの造形をはじめ、マフラーやチェーン、ブレーキローターも左右どちらかにしかない車種が多いです。

しかもこれが左右に倒れやすい乗り物にも限らず、どちらかに重心がズレていると思うと信じられないぐらい雑な乗り物に思えてきます。

で、何が言いたいかというと・・・

↑左側のステップ(ピンボケ)には【バンクセンサー(錆々)】が付いていますが・・・

↑右側は付いていません。より美しくするために、同じバンクセンサーを装着してシンメトリーにしましょうって話です。

↑同型のバンクセンサーを手にれたのでこちらを着けていきます。

↑はい、着けました。これでシンメトリー率が上がりました・・・と言いつつも左は錆で茶色になっていてシンメトリー感が薄いです。時間がある時に磨きましょう。

まぁ、色々と語ってきましたが、バイクの格好良さの一つとして、右側から見た時と左側から見た時で、見た目の雰囲気が変わるところだと思います。この辺りは自動車では味わえない感覚ですね。

アンシンメトリーは漢の浪漫でもありますし。