【番外編】W400とメーターASSYの切り替えスイッチ修理編
はい、本日は【W400】のメーターASSYの修理です。
↑私のW400は中古で買った時からメーターASSYの切り替えスイッチ(時計→ODO→TRIP)の反応が悪く、1ヶ月点検の際、その旨をメカニックスタッフに告げたものの、それに対する返事が【ユニット丸ごと交換になるから修理不可です。少し上に傾けながら押すと反応するのが分かったのでそれで許してチョンマゲ】との事でした。
しばらく騙し騙し使っていましたが、冬になると殆ど反応しなくなります。時計はいいとしてフューエルメーターが無いW400にとってはTRIPメーターの切り替えないし、リセットが出来ないのは死活問題です。
どうもW400だけでなく、ほぼ共通部品を使っているW650にも当然出てくる問題らしく、ネットで調べると何件か修理方法が出てきます。
というわけでメーターASSYの切り替えスイッチの修理をしていきます。ASSYを交換すると5万円程かかる上、数値がリセットされるのが頂けません。また壊れるし。
↑まずはヘッドライトを外します。外さないとメーターマウントのネジにアクセス出来ないので面倒ですが外します。
↑ネジを4か所外します。
↑防水用のゴムをずらしてカプラーを外します。
↑はい、取れました。後は暖かいお部屋での作業となります。
↑ついでにバッテリーの充電が弱ってきたのでバッテリーチャージャーで充電をしておきます。
↑50〜100%のランプが点いてるけど、セル回らないよ〜。もうバッテリーが瀕死なのかな?まだ2年経ってないのに。まぁ、とりあえず夜まで充電。
↑では続きです。メーターを裏返してネジを4か所外すと・・・
↑基盤にアクセス出来ます。赤い四角で囲んだ裏に元凶のスイッチがあります。
↑ネジやら爪を外します。
↑はい、こいつが良くお亡くなりになる【スペランカースイッチ】です。ちなみにネットで既に知り得ていた事ですが、タコメーター側のカバーは外せますが、スピードメーター側が基盤から外せません。なので写真の様に隙間から手術を施します。
↑こちらが今回交換する【タクトスイッチ】です。ピンボケ。スイッチ自体に極性というものは無いので向きだけ気を付けましょう。
↑サイズは6×6×5mm。50個で159円。余りまくり。こんなに要らない。
↑では壊れたスイッチを【ハンダごて】を使って外していきます。【吸い取り線】を使ってハンダを吸い取ります。両手が塞がるので撮影出来ません。参考写真を用意。
↑外せました。一応、比較。元のスイッチは防水っぽいですが、ボタンを押すと【ふにゃっ】っとしてます。新しく取り付けるスイッチは【カチッカチッ】とオンオフがはっきりしていますね。足の幅が違うので少し広げます。
↑ではレッツ、ハンダ付け!!ハンダなんて中学生の時に技術の時間に懐中電灯を作った時以来です。
↑簡単でした。まぁ、溶接に比べると余裕のよっちゃんですわ。
↑ではテスト。時計合わせOK。
↑ODOへの切り替えOK。
↑TRIPリセットOK。
はい、完璧です。若干、ハンダごての扱いに不安を覚えましたが、至って簡単な作業でした。
バイクに乗るようになってから、普段、人生では使わないスキルが身につくのが良いですね。