BOB’s Cosplay Cafe

2台のGN125Hをカフェレーサー&ボバーにすべく日々カスタムに勤しむ人が運営するブログ。

GNとヘルメット

ヘルメットのお話。


GNに乗るとき、今はこんなヘルメットを使ってま〜すって事をなんとなしに書こうとしただけなのに、下書き段階で書きたい事が思いのほか多くなったので、ついでに私のヘルメット論も書いていきます。


↑普段、通勤やチョイ乗りの時に使っているヘルメット。【HELD】というメーカーのもの。【ECE規格】のジェットヘル。選んだ理由はカッコいいから。被るのが楽だから。

↑GNでのツーリング時や寒くなった時にはこちら【premier】のフルフェイス。こちらも【ECE規格】選んだ理由は日本のメーカーには無さそうなクラシカルなグラフィックがブスリと刺さったから。

↑高速に乗りそうな時は【ARAI】を使用。あの有名(?)な【SNELL規格】選んだ理由は防御力が高く、たまたまセールで安かったから。


さて、ここからはヘルメット(主に規格)について掘り下げていきます。と言っても、素人の見解ですし、ネットで調べれば幾らでも出てくる【内容】が【無いよう】なお話です。そして長いです。


先程から【〇〇規格】と書いていますが、まずはこちらについて簡単にご説明。ヘルメットには色々な安全規格が用意されています。有名所として・・・


【PSC規格】・・・日本の規格。このシールが付いていないと日本では販売出来ません。これを被れば、国が法律で定めた【生命又は身体に対する危害】の発生が防止出来ますよっていう基準を一応はクリア出来ます。ちなみにこのシールが付いていないヘルメットでも販売できないだけで、普通に公道は走れます。


【SG規格】・・・これも日本の規格。このマークが付いているヘルメットにもし【欠陥】が有ったら、【最高1億円】保証しまっせっていう保険的意味合いを持つもの。製品安全協会という所の安全基準をクリアしていると貰える。ちなみにテスト内容は2.5mから落として基準値以下の衝撃であればクリア。


【JIS規格】・・・日本の規格。ヘルメット以外でもよく聞きますね。後述する【SNELL規格】のテスト基準を全体的に甘くした感じ。衝撃テストはSG規格と同じ2.5mから云々以下省略にそれ以外のテストが加わる。


【ECE22-05規格】・・・ヨーロッパの規格。帽体が壊れる代わりに衝撃を吸収し、頭部を守る事に重きを置いた規格。今の自動車的考え。他の規格より試験範囲(フェイスガードやチンガード、紐まで)が広い。ただ本当にECE規格クリアしてるの?と疑問に思うものもある。ジェットヘルなんてチンガード無いのにクリアしてるし。てか、ハーフヘルメットも有るし。この辺はどうなのよ?と疑問の残る規格。でも、試験内容は調べてみると厳しい。金か?金が裏で動いているのか?


【SNELL規格】・・・アメリカの規格。防御力重視の昔のアメ車的考え。その分やや重くなりがち。5年毎に基準値の見直しがあり、次は来年の2020年。ARAIのフルフェイスはほぼSNELL規格をクリアしています。(ジェットヘルはテスト基準の関係でSNELL基準同等と謳ってあるのみ)SHOEIは上位クラスのヘルメットのみクリア。ただし、衝撃テスト時に加える衝撃はECE規格と一緒。え、それで良いの?と思うが、頭に伝わる衝撃の許容値(ピーク値)が最も低い値に設定してある故、固さに定評がある規格になっています。


【DOT規格】・・・これもアメリカの規格。ECE規格の様に衝撃吸収に優れているが、テスト内容はやや緩め。SIMPSONやICON等のアメリカのヘルメットメーカーの多くが採用。見た目がオシャンティなメーカーが採用しているので私的にはやや防御力にかける気がします。


【ARAI規格】・・・上記以外にARAIが独自に採用している規格。SNELL規格より更に強い衝撃を与えたテストらしいです。ARAIがSNELL規格(以上)の硬さにこだわる理由が、【転倒した際に頭部をぶつける回数が1回とは限らない】という事だそうです。1回の衝撃で帽体が破壊された場合、2回目以降の衝撃に対して完全に無防備になるからです。成る程、100理ある。この辺りのARAIのこだわりとプライドは素直に尊敬出来ます。ちなみにARAIのヘルメットにはインナーバイザー内蔵のヘルメットが無い(かっこ悪いがバイザーが外に付いているものはある)のも独自の安全基準をクリアする為の誇りなのでしょう。


では、何処のメーカーが良いか、どの規格が良いかですが、これは何処の記事やブログにも書いてある通り、【これこそがキング オブ ヘルメットや〜!!】とハッキリ言うことは出来ません。重さによる首への負担や、ぶつける衝撃、場所、回数、危険に気づくまでの時間等、事故の遭い方はその時々です。一概にこの規格が良い、フルフェイスなら間違いない、ヘルメットと言えばARAIかSHOEI等と断言は出来ません。ただ一つ言えることはあまりに安過ぎるヘルメットは発泡スチロールに薄いプラスチックを貼っただけのものが殆どなので大変危険が危ないです。


でここからが当初、話す予定だった本題。


私がヘルメットを使い分けている理由ですが、【快適性】と【安全性】のバランスになります。

ジェットヘルは解放感があるのと、何より視界の広さがメリットです。白バイが採用している理由がよく分かります。あちらは違反車両を見つけやすいのが理由でしょうが、私はチョイ乗りで街中を走るにはジェットヘルの方が飛び出し等の危険に早く気づけるという理由で採用しています。ジェットヘルに関しては防御力より視野の広さに期待しています。あとは脱いだり被ったりが楽ですし。

GNでの遠出のツーリングはECE規格のフルフェイスを使用。理由は急な飛び出しが街中より少ないため、視野はそれ程広くなくて良いであろうという期待と、高速に乗れない、スピードがあまり出ないので転倒時に凄い勢いでスッ飛んで行くことは無いと思い、衝撃吸収に優れたヘルメットを採用。あとは少しだけ軽めなので疲れにくいってのもあります。

逆に高速道路に乗る可能性がある場合はARAI的思考で転倒時の複数回・多段階ダメージを考慮してARAIのヘルメットを採用しています。静音性もARAIは優秀ですし。


・・・等と偉そうに【使い分けに拘ってます】的論文を書いてしまいましたが、実はセールで安かったから・・・たまたま自分好みのヘルメットがECE規格だったから・・・とか適当に買っただけなのですが、理由づけすると以外に理にかなってるな〜と思い、折角なのでネタにしてしまおうとブログに書いちゃいました。


最後に【SHARP】という鴻海・・・ではなくイギリスの検査機関が行なっているミシュランガイド的なヘルメットの格付けサイトも載せておきます。内容は同じ規格で同じシェルを使っているヘルメットでも星の数が違う等、【???】なところも有りますが、自分が使っているヘルメットの格付けを調べてみては如何でしょう?ARAIが低目なのが気になります。


https://sharp.dft.gov.uk


・・・時を同じくしてGN倶楽部のhideさんもヘルメットネタを書いていましたが、たまたまです。【HJC】評判良いですよね。あの値段であのグラフィックをよく作れるな〜って感心してました。

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